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【ダラダラした生活に喝を入れてくれる本】『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』感想

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自分がいま何をすべきなのか。どのように努力を積み重ねていくべきなのか。

ふといま歩んでいる道が正しいかどうか、不安になったときにおすすめの一冊がこちら『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』です。

 

 

 

内容紹介

勉強も部活も恋も、何もかも中途半端な18歳の少年が出会ったのは、
鳥肌が立つくらい、本気になって“今”を生きている大人たちだった……。
小説の累計部数が70万部を突破した喜多川泰、待望の長編小説!


主人公の颯汰(そうた)は誰もが羨む水泳のセンスを持つ高校3年生。
しかしライバルに本気で挑んで負けるのが怖く、早々に水泳を辞めて「書道部」に所属しながらダラダラした受験生活を送っている。
そんなある日、颯汰は熱中症になって道端で倒れてしまう。
次に彼が目を覚ますと、そこは父親がお気に入りで何十回と観ている映画『Ladybird』に出てくるバーだった。
しかも目に映った人物は映画の中でいつも観ているその人たち本人……。キラキラと輝くように生きている大人たちとの出会いが、颯汰を変えていった。

「生きることがつまらなかった。だけど僕は、あの日、あの人たちに出会って、自分との約束を守る大人になると決めたんだ」

10代のストレートな心模様を描く青春小説の名手が挑んだ、まったく新しい登場人物たちの設定とストーリー展開。
読み終わったとき、誰もがきっと自分の人生を静かに見つめ直すことでしょう。

 

著者について

喜多川/泰

1970年、東京都生まれ。愛媛県西条市に育つ。東京学芸大学卒。98年、横浜市に学習塾「聡明舎」を創立。人間的成長を重視した、まったく新しい学習塾として地域で話題となる。2005年に作家としての活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

簡単なストーリー

主人公は水泳のセンスがあるものの、万年2位止まりで、進学を機に水泳から遠ざかるようになります。受験にもやる気が起きず、日々ダラダラと過ごしていました。
ある日、熱中症で道端で倒れた主人公が目覚めたのは、とあるバー。そのバーこそが「Ladybird」。店内にいる人物たちは、映画監督、女優、建築家、作家など、主人公から見れば「成功者」そのものでした。
 
彼らとの出会いが、堕落していた主人公を変えていきます。
 

一人で持ち上げられないものを数人で持ち上げる

様々な職種の人たちが一同に集まり、ある大きなことを成し遂げようとするために「秘密結社」は結成されました。一人の力では決して持ち上げられない重たいものを、数人集まれば簡単に持ち上げられるように。

秘密結社は一人一人の力を高めることで、個が集まったとき、最大の力が発揮できるよう、各自の道を極めていったのでした。

 

「誰かの力にぶら下がるために、俺たちは集まったわけじゃない。みんなの夢を、全員で持ち上げるためには、自分の力を精一杯磨かないとみんなに申し訳ないって、俺はいつも思ってる」
 

今を生きる

ただなんとなく人数が集まれば大きなことを成し遂げられる、というわけではありません。個人としての力を最大限まで高めた上で、複数が集まったときに相乗効果が生まれるのです。「Ladybird」の創始者はまさに相乗効果を狙って個人の力を伸ばすように指示を出します。
 
個人の力を伸ばす上で重要になってくるのが「自信」。
自信をつけるためには、自分に課した約束をしっかり守ることが大切です。
 

 

「自分と交わした約束を守れる奴はほとんどいない。でも、約束を平気で破る奴は信用できない。だから、自分との約束を破る奴は、誰より自分のことが信用できなくなる。つまり『自信』がなくなっていく。だけど他人と交わした約束を守るときと同じくらいしっかりと、自分と交わした約束を守って生きれば、そいつは一角の人間になれる。きっとそれだけで、思いのままの人生を手にすることができるだろうって肇は言ってた。 

 

「今日を生きる」という言葉が、最近ではどこの広告・本にも登場するほどありふれたワードになってしまっています。しかし「今日を生きる」を意識している人はほとんどいません。

 

人生とは一日の積み重ねです。つまり今日は明日につながっているのだし、今日できなかったことが、明日突然できるようになるわけではないのです。

一日を大切に、精一杯過ごすこと。当たり前のことですが、そのような生き方をすることが「かっこいい生き方」に繋がるのだと、この本を読んで改めて意識させられました。

 

「ああ。一日できる奴は、一生できる。実際に、長い間ひとつのことに集中して、何かを成し遂げている人は、すべての『今日』について、そう考えて生きているに過ぎない」「朝起きるだろ。そうしたらまず心に決めるんだ。今日だけは、今日一日だけは、負けないし逃げない。今日だけは、自分が手に入れたいものにふさわしいと自分で納得ができる生き方をする。一日が終わるときに、今日みたいな過ごし方をしている奴は、嫌でも自分の欲しい合格が手に入るんだろうなぁと、自分でも納得できる一日にする。そう心に決めるんだ。そして、そんな一日が送れたら、合格への道は半分来たも同じだ。一日できる奴には、ずっと続ける力が必ずある。今日一日すらできない奴には、一生チャンスはない」

 

まとめ

自己啓発よりの小説だったかなと思います。ですが物語もしっかりしていて、読んだ後はすっきりとした気分になれます。

何より今日という日を精一杯生きるぞという意識を持たせてくれる良書です。

気分が落ち込んだときに、マンネリしがちな毎日を過ごしている人におすすめです。

 

それではまた!