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【これで泣けるかどうかはあなた次第】『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』感想

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どーも、走るとり(@hashirutori00)です。

 

テレビを眺めているとback numberが主題歌を歌うあの映画が話題ですね。そう12/17公開の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』です。CMでは福士蒼汰くんと小松菜奈ちゃんの純愛っぷりが垣間見れて幸せになります。

 

小松菜奈ちゃんはバクマンを見てから、なんか好きだって感じになりました。20歳だけど大人っぽいよなぁ。20歳だけど...。

 

そう、今年で僕は25歳になったのだけれど、いつのまにかテレビで見る仮面ライダー俳優とかは全員僕より年下の子たちが出てきたりして。綺麗だなと思う女性の人たちはみんな年下だったりして。

(僕から見たときの)綺麗の対象年齢が一切変わっていないのに、こちらの年ばかり重ねてしまって、最近は複雑な気持ちでテレビを見る機会が増えました。

 

...この気持ち、伝わります?

 

はい。そんな話題の映画の原作小説『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を読みました。

 

 

 

 

内容紹介

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

 

 

一目惚れの表現が最高すぎる

それでそのときは「ああ……」となりつつ、少しあとに苦笑いして、昼食をたべる頃に忘れていただろう。

でもきっと、これは違う。

そういうのとは、度合いが違う。

この人だ、という直感がわけもなくあった。

必死に足を動かして車内の混雑を抜け、駅員に定期を見せ、地面と続きになったホームの短い階段を降りる彼女の背中を追う。

あのときの感覚に似ていた。高校の体育のサッカーで一度だけドリブルで飛び出してそのままゴールを決めた、あのときのまっ白さに似ていた。

 

不思議な力に誘われて、主人公の高寿はヒロインに一目惚れしてしまうところから物語はスタートします。脳内ではしっかり福士蒼汰くん動く動く。小松菜奈ちゃんに向かい告白するする。

一目惚れしたことないから感覚がわからないのですが、文章で表すとこんな感じになるのかな。

 

カレカノがいない人にとっての一目惚れは「奇跡」ですが、既婚者やすでにカレカノがいる場合は「浮気」あるいは「不倫」になるので気をつけたいところ。立場や環境によって一目惚れは姿を変えますね。

 

あのときの感覚に似ていた。高校の体育のサッカーで一度だけドリブルで飛び出してそのままゴールを決めた、あのときのまっ白さに似ていた。

 

一目惚れは頭がまっ白になるほど、ホの字のあの子に夢中になるそう。

なにそれ、すごいじゃん。

 

さらに純愛パートが続きます

「呼び方どうしようかなって」

「ああ」

「福寿さん、って呼び続けるの、なんか違う気がして」

「わかる。潤いがない」

「潤いって」

「大事なことだよ」

「そういうのって、みんなどうしてるのかな。ぼくは、その、あんまり慣れてないから」

「じゃあ今だよ。わたしもこういうの、初めてだけど」

「だな」

「だね」

「じゃあ……愛美ちゃん。かな。どう?」

「うん、いいと思う。じゃあわたしは高寿くん、かな」

「うん。じゃあちょっと呼んでみるな?」

「おうよ」

「おうよって」

「恥ずかしいんだもん」

「…。…………愛美ちゃん」

「はい」

「…………」

「………高寿くん」

「はい。うわやばいな」

「だね」

「だな。……えっ?」

「ああごめんごめん。なんかじんときちゃって……」

「いいけど」

「潤いだよ」

「潤いかぁ」

 

潤うねぇ。

こういうのやったことあります?あー、僕はあんまり経験ないです。

なに潤うって。

 

最近こういうノリの文章見ると恥ずかしくなっちゃってくるんだな。もっと小説みたいな学生時代を過ごしてこれなかっただろうかと過去を振り返る癖がついちゃうほどに。

 

前半の170ページほどは高寿と愛美のラブラブルート一直線なのですが、後半で空気ががらっと変わります。

 

「昨日のきみ」に困惑する

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』というタイトルから読み取れる通りに、この作品はタイムリープものです。

 

 

----------ここからやや辛口コメント----------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出す、過去の作品たちを。

 

『時をかける少女』『まどマギ』『STEINS;GATE』『リゼロ』...。

 

時間を繰り返す系の作品はこれまでたくさん見てきました。

正直、設定自体に真新しさはなかったなと思います。展開も作品名からだいたい予想ができたので衝撃的な展開ではなかったなとも。

 

で、タイムリープものって頭の中で時間軸を整理するのに一度読むのが止まっちゃうんですよね

 

「向こうの時間がこうで、今いる時間がこうで...あれ?いまどうなってるの?」って。

 

僕の読解力が猿並みなので、作品を読み終わった後にレビューサイトなどを読んで「あぁ、なる」って納得はしましたが、170ページまでの恋愛パートは秒速で読んでこれたのに、パラレルワールド話になったとこでテンポが狂いました。

 

たぶんタイムリープとかパラレルワールドの話でこんがらがる人は途中で「ん?」となってしまう作品ではないのでしょうか。

 

まとめ:読みやすいし話題に乗りたければ読もう

読み物としてはとても読みやすかったです。恋愛(会話)パートが多いので、ぱらぱらとページをめくるように読んでいけます。若い子の恋愛模様を読むのはけっこう僕、好きかもしれません。遠い日のあの頃を思い出せるようで(遠い目)。

ただ、後半は賛否両論が分かれるところかなとは思います。そんなときはレビューサイトをググって自分の中で補完するのが吉。

 

それでも映画で話題沸騰中だし、読んだら1時間もかからないくらいでサクッと読めるので、話題に乗りたい方にはおすすめの一冊です。

 

ぜひ、書店で。もしくは映画館で。

それではまた!

 

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