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「わかるわー」←新海監督作品を観終えた感想

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と、RAD WINMPSの「前前前世」ががずっと頭から離れないので、新海誠監督のアニメ映画を一気に3本観てしまいました。

 


RADWIMPS 前前前世 (movie ver.) MV

 

「星のこえ」「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」です。

 

 

どの作品も若い男女の淡い恋模様が描かれています。

作品を通して「それ、わかるわー」という懐かしい気持ちを思い出しました。

 

特に面白かったのは「言の葉の庭」

劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD

 

靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いている。そこで出会った、謎めいた年上の女性・ユキノ。
やがて二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、心を通わせていくが、梅雨は明けようとしていた…。

 

学校をサボりながら靴職人としての勉強をする高校生タカオ。

仕事もせずに朝からビールを飲み、おつまみにはチョコレートを食べる...どこか不思議な女性ユキノ。

 

この二人の心情を、25歳になった今、すごく「わかるわー」ってな感じで映画を観ることができました。

 

学生時代の「わかるわー」

学校に行く意味ってあるのだろうか。

学生経験のある人は一度でもそういった感情を抱いたことがあるはずです。

 

特に高校生は進路を決める大切な時期。

自分のやりたいことはなんだろうかと悩み、もがく時期だと思います。

新海誠監督はそういった思春期の感情を強烈なくらい精密に描写しています。

それが伝わって「わかるわー」につながるわけです。

 

高校生のタカオは

彼は学校に行って勉強をしなければいけない。

しかし一方で靴職人としての勉強もしていきたい。

将来は靴職人として働いていきたい。

では学校で学ぶ意味とはいったい...?

でも、靴職人として生きて行くなんて現実的じゃないし...。

そんな葛藤を抱えていたんだと思います。

 

彼にとってやりたいことをやる意欲と、現実の厳しさの両方を感じているからこそ、どちらも100%力を入れることができなかったんでしょう。

 

だから学校を辞めてまで靴の勉強をすることまで踏み切れず、雨の日の午前中だけ学校をサボって靴の勉強をするというかたちをとっていたのでしょう。

 

のちに出会うユキノという女性もまた同じく悩みを抱えていた一人でした。

 

社会人になってからの「わかるわー」

雨の日、いつもの庭園にタカオが行くとそこに一人の女性が先に座っていました。片手にはビール、そしてつまみにチョコレート。怪しくもどこか惹かれるところのある女性、それがユキノでした。

 

このユキノとタカオ。年齢も性別も違う二人ですが、どこか似たところがあります。

どこか悩みを抱え、うまく人生を歩めていないという点です。

 

 

社会人になってから誰しもがなんらかの挫折を味わいます。

 ユキノはまさに挫折の真っ只中で...ここからはネタバレになりますが、のちにユキノがタカオの通う高校の教師だということが判明します。

あることがきっかけでトラウマになり、学校へ行けなくなってしまったのでした。

トラウマが原因で味覚障害が起こり、ビールとチョコレートであれば僅かに味を感じることができるということでした。

 

そんな中で自分で歩けるように、自分の殻を打ち破ってなんとか前に進めるように、そう思い続ける中で出会ったのがタカオだったのです。

 

 

懐かしい「わかるわー」

学生の頃通っていた駅のホーム。

雨の日の雰囲気やその時の空気感を「言の葉の庭」は絶妙に伝えてくれるので、思い出を追体験させてくれるような映画でした。

 

正直言ってストーリーはそこまで素晴らしい内容だったとは思いません(ファンの方すみません)。オチというオチもありません。

 

ですが、この「わかるわー」っていう気持ちは誰かと一緒に共感したいと思えるような作品でした。

 

そういった意味では新海誠監督の作品は僕が今まで出会ったことのない新しいジャンルであったことは間違いありません。

 

自分の過去と照らし合わせて、あの時自分はどんな気持ちで過ごしていたのだろうかと考えさせられる作品です。

 

「わかるわー」だけではなくて伏線も楽しんで

きっとこの手の作品は第一にまず読み手の「わかるわー」という感動があって、第二に物語の様々なところに隠された伏線の意味を探すところが楽しみ方だと思います。

 

冒頭でタカオがユキノにどこかで会ったことがあるか、というナンパな質問をするのですが、これはのちにお互いが高校の教師と生徒であることが判明するので、校内でもしかしたら会ってたかもね、っていう伏線です。

 

あとユキノの元彼は同じ学校の教師で、しかも不倫してたっぽいっていうのも後で気づいてハッとした伏線だったりもします。

 

読解力が乏しく「わかるわー」という感想しか持てなかった僕ですが、映画を観終わってからいろいろ気付く点があったので、そこに気づけるとまた面白いって思います。

 

映画三部作を通して

「君の名は。」を映画館で観る前にとりあえず新海誠作品を予習しておこうと思って「星のこえ」「秒速5センチメートル」、そして「言の葉の庭」を見ました。

 

設定こそ違うものの、男女の叶いそうで叶わない、そして最後には遠く離れてしまう二人を描いているのはどの作品も共通したストーリー展開です。

今回の「君の名は。」でもおそらくそんな展開が予想されます、てかそんな感じのネタバレを既に読んでしまいましたが...。

 

作品が新しくなるにつれ、背景の美しさは向上し、キャラクターのデッサンも確立されているように思えます。新海誠監督が描きたいことが一作品ごとに洗練されているようです。

 

 

 

早く観たいぜ、「君の名は。」

それではまた!

 

 

劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD

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ほしのこえ [DVD]

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秒速5センチメートル

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