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この世で一番かっこいい男とは【トリツカレ男を読んで】

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トリツカレ男 (新潮文庫)

本のタイトルからして、ホラー作品と勘違いしてしまいそうですが、決してそうではなりません。これは何にでも取り憑かれたようにハマってしまう主人公のジュゼッペが、ある娘に恋に落ちてしまうというラブストーリーなんです。

 

ちなみにポケモンで『ジュペッタ』というキャラクターがいましたが、名前はめちゃくちゃ似ていますがおそらく何の関係もありません。

ポケットモンスター モンスターコレクション MC_055 ジュペッタ

 

佐藤健が絶賛したラブストーリー

「男の中の男」とは何かを主人公に教わった。

帯には佐藤健さんの推薦文が載っていました。

ページ数も少なく、印刷されている文字も大きめ。早い人だと一時間もあれば読み終えそうな文字量です。それゆえにすらすらと読み進めることができるのですが、載っている内容は非常に濃いのです。

 

トリツカレ男のジュペッゼは取り憑かれたようにいろんなことにハマります。

三段跳び、オペラ、サングラス集め、探偵などなど。

ひとつひとつの物事につながりはありません。が、物語が進むにつれてハマってきたことが点と点で繋がっていきます。その様が爽快でたまりません。

線が出来上がったときに、恋する女性に向けるまさにそのトリツカレ様が素敵すぎて泣けてきます。

 

青春要素を併せ持った作品です 

物語のオチは帯にもあるようにラブストーリーです。

ですが、青春要素を含んだ作品でもあると僕は思っています。

トリツカレ男のジュゼッペはいろんなことにハマります。周囲の人間に変わり者だと思われても、自分で決めたことは曲げずにとことんやり抜きます。そして価値基準は自分の中にあるのです。

 

物語で三段跳びにハマったジュゼッペは、ある日大会に参加し高記録を叩き出します。しかし競技者として活躍できる状況にあったにもかかわらず、ジュゼッペは次にハマったことに目を向けます。今までの栄光は捨ててまで。

 

周りがどうとか、記録がどうとか、そういった基準で物事を判断していないんですね、ジュゼッペは。シンプルな小説のキャラクターですが、こういう人に僕はなりたいなって思いました。

 

たまに読む小説もイイネ

ほとんど自己啓発本しか読んでなかった僕ですが、たまに読む小説もいいなって思いました。普通に面白い。

成功者のノウハウをかき集めるのも嫌いじゃないですが、物語から読み取る「自己啓発」も悪くないと思います。

 

心を熱くしたい人、何かに突き進みたい人にオススメのラブストーリーでした。

トリツカレ男 (新潮文庫)

トリツカレ男 (新潮文庫)

 

あらすじ

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc. そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが……。まぶしくピュアなラブストーリー。